青森から函館への移動手段としてフェリーを利用することは、時間に余裕を持ちながら旅を楽しみたい方にとって魅力的な選択肢です。
本記事では、青森から函館へのフェリーでの行きかたを詳しく解説し、料金と時刻表、出発港と到着港へのアクセス方法などをご紹介。さらには各港周辺の観光案内や利用時の注意点も掲載します。
青森と函館を結ぶフェリーには2つの選択肢があり、どちらを選べばいいのか迷う方も多いことでしょう。それぞれの特徴やメリットを比較し、さらに周辺の観光案内やフェリー利用時に役立つ情報もお伝えします。
本記事を参考に素晴らしい船の旅をお楽しみください。
本記事の内容
- 青森から函館へのフェリーの料金と時刻表について
- 青函フェリーと津軽海峡フェリーの違いと選び方
- 出発港と到着港へのアクセス方法について
- 周辺の観光案内やフェリー利用時に役立つ情報
青森から函館へのフェリー料金:青函フェリー
青森から函館への船での行きかた
青森から函館への移動手段の一つとして、フェリーを利用することが人気です。フェリーは時間がかかると思われがちですが、実際には乗船中にリラックスできる空間があり、また海を眺めながらのんびりと移動することができます。
特に、車やバイクを持ち込んで旅行したい方にとって、フェリーは便利な選択肢。
青森から函館へは、「津軽海峡フェリー」と「青函フェリー」という2つのフェリー会社が運航しています。どちらのフェリーも青森港と函館港を結び、所要時間は約4時間程度。
青森市から函館市までは車やバイクでの旅行が可能で、特に青函フェリーは元々貨物輸送が主だったため、車両を搭載するスペースが充実しています。
一方、津軽海峡フェリーは旅客輸送をメインにしているため、座席の選択肢が豊富で、快適な旅を楽しむことができます。
青森港へアクセスする方法としては、青森駅からバスやタクシーを利用するのが一般的。バスは青森市営バスが運行しており、駅からフェリーターミナルまで約15分で到着。
もし荷物が多かったり、バスの便がない時間帯に移動する場合は、タクシーの利用がおすすめ。また、ターミナルには駐車場があるため、車で訪れてそのままフェリーに乗船することも可能です。
函館側でも、フェリーターミナルから函館市内の観光地へはバスやタクシーで簡単に移動できます。特に津軽海峡フェリーの函館ターミナルは、観光スポットである函館山や五稜郭などへのアクセスが便利です。
ターミナルからは路線バスが出ているほか、定額タクシーサービスも提供されているため、安心して移動できます。
フェリーを利用する際は、事前に時刻表や予約状況を確認しておくことが大切。特に繁忙期や休日には混雑するため、早めに予約をしておくとスムーズに乗船できます。
また、荷物や車両を持ち込む際には、それぞれのフェリー会社の規定や料金をしっかり確認しておくことが重要です。初めてフェリーを利用する方でも、アクセス方法やサービスが整備されているため、安心して船旅を楽しむことができるでしょう。
青函フェリーの料金と時刻表
青函フェリーの料金は、非常にリーズナブルであり、コストを抑えたい旅行者にとって魅力的な選択肢です。青函フェリーは2シーズン制の料金体系を採用しており、通常期と繁忙期で料金が異なります。
通常期は、片道料金が大人一人2,200円からとなっており、特に旅費を抑えたい人には理想的。繁忙期には料金が2,700円に上がるものの、それでも他の交通手段と比較すると非常に手頃な価格です。
さらに、青函フェリーはJAF会員を対象とした割引も用意しており、会員証を提示することで500円の割引が適用され、通常期の料金をさらに抑えることが可能。
これにより、片道2200円からさらに割引された価格で利用することができます。インターネット予約を活用することで、さらなる割引キャンペーンが適用されることもあります。
時刻表について、青函フェリーは1日8往復の運航を行っており、頻繁に出発便があるため、旅行プランに合わせて柔軟に時間を調整することができます。
早朝から深夜まで幅広い時間帯に便が設定されており、例えば、朝の便で早めに移動して観光に充てるか、深夜便を利用して翌日のスケジュールに合わせるなど、さまざまな利用方法が可能。深夜便は利用者が少ないため、静かに過ごしたい方に特におすすめです。
時刻は一定で、シーズンごとの大幅な変更はありませんが、悪天候やメンテナンスなどによって変更が生じることがあるため、利用の際は公式サイトや電話で確認しておくことが大切です。
このように、青函フェリーの料金は低価格であり、時刻表も充実しているため、コストを抑えつつも柔軟に旅行プランを組みたい人にとって最適な移動手段となっています。
【旅客運賃】2シーズン制 固定運賃<キロ程:113km>
6m以上の車両運賃(2024年4月1日から適用)
車両の長さ | 基本運賃 | 調整金 | 合計 |
6m以上7m未満 | 32,680 | 7,180 | 39,860 |
7m以上8m未満 | 36,750 | 8,080 | 44,830 |
8m以上9m未満 | 40,820 | 8,980 | 49,800 |
9m以上10m未満 | 47,310 | 10,400 | 57,710 |
10m以上11m未満 | 51,830 | 11,400 | 63,230 |
11m以上12m未満 | 56,230 | 12,370 | 68,600 |
青森発時効表
便 | 青森発 | 函館着 | 運行フェリー |
◎1 | 02:00 | 05:50 | はやぶさⅡ |
◎3 | 04:30 | 08:30 | あさかぜ21 |
◎5 | 08:10 | 12:10 | はやぶさⅢ |
7 | 11:35 | 15:25 | はやぶさ |
9 | 14:35 | 18:25 | はやぶさⅡ |
11 | 18:00 | 21:50 | あさかぜ21 |
13 | 20:30 | 00:20 | はやぶさⅢ |
15 | 23:30 | 03:20 | はやぶさ |
函館発時効表
便 | 函館発 | 青森着 | 運行フェリー |
◎2 | 02:00 | 05:50 | はやぶさⅢ |
◎4 | 04:30 | 08:30 | はやぶさ |
◎6 | 08:10 | 12:10 | はやぶさⅡ |
8 | 11:35 | 15:25 | あさかぜ21 |
10 | 14:35 | 18:25 | はやぶさⅢ |
12 | 18:00 | 21:50 | はやぶさ |
14 | 20:30 | 00:20 | はやぶさⅡ |
16 | 23:30 | 03:20 | あさかぜ21 |
青函フェリーHP
青函フェリーとは
青函フェリーは、青森と函館を結ぶ重要なフェリー航路であり、主に車両輸送を目的として運航されてきました。現在では旅客輸送も行っており、低コストでの移動手段として注目されています。
特に、リーズナブルな料金設定と、シンプルな船内設備が特徴で、コスト重視の旅行者や、車両を伴う移動を計画している方に支持されています。
青函フェリーの運航は、1日8便と多く、青森から函館へのアクセスが非常に便利。船内には基本的な設備が整っており、雑魚寝スタイルのスペースや、シャワールーム、自動販売機などが用意されています。
豪華な船内設備や多くの娯楽施設はありませんが、フェリーは移動手段としてシンプルに使用できるため、余計な出費を抑えたい方には最適です。特に、トラック運転手など長距離移動を行う方々に利用されています。
青函フェリーのもう一つの特徴は、その料金の安さ。通常期の運賃は2200円からと、非常にリーズナブルです。同じルートを運航している津軽海峡フェリーと比べて、約1000円以上安いことが多く、コストを抑えたい旅行者にとっては大きなメリット。また、JAF会員割引などの特典もあり、さらにお得に利用できる点も魅力的です。
一方で、快適性を重視する方にとっては、少し物足りない部分もあります。青函フェリーは元々貨物輸送を主としたフェリーであるため、船内はシンプルな造りとなっており、豪華な座席や個室などはありません。
揺れが気になる方もいるかもしれませんが、フェリー自体は2000tクラスで安定しており、通常の気象条件下では快適に過ごせます。
青函フェリーの利用は、コストパフォーマンスを重視したい方や、車両を持ち込んで移動する旅行者にとって、非常に便利です。
予約はインターネットで簡単にでき、割引キャンペーンも実施されることがあります。繁忙期には混雑することもあるため、事前に予約をしておくことが安心です。
青函フェリー出発港と到着港へのアクセス方法
青函フェリーの出発港と到着港は、それぞれ青森港と函館港にあります。これらの港へのアクセス方法は、旅行者にとって重要なポイントです。
青森港へのアクセス方法ですが、青森駅からフェリーターミナルまでの移動はバスやタクシーが便利。青森駅からは、市営バスが「新田バス停」行きで運行されており、フェリーターミナルまで約15分で到着します。
バスの便数は限られていますが、1時間に数本の運行があるため、事前に時刻表を確認しておくとスムーズに移動できます。特に、青函フェリーは深夜便があるため、遅い時間にアクセスする場合はタクシーの利用がおすすめです。
タクシーは、青森駅西口から約10分で青森フェリーターミナルに到着し、料金は約1300円。また、青函フェリーではタクシー会社との提携により、定額タクシーサービスが提供されており、フェリー利用者限定で割引料金が適用されます。この定額タクシーを利用することで、料金を抑えてスムーズにターミナルまで移動できます。
次に、函館港へのアクセス方法ですが、こちらもバスやタクシーを利用するのが一般的。函館駅からフェリーターミナルまではバスが出ており、市内循環バスを利用することで20分程度で到着します。バスの便数は青森港よりも多く、観光シーズンにはさらに増便されることがあります。
タクシーを利用する場合、函館駅から函館フェリーターミナルまでは約10分で、料金は1200円ほど。こちらも青函フェリーの定額タクシーサービスが利用可能で、駅からターミナルまでの移動が割安で済みます。
また、函館のフェリーターミナルは市内の観光スポットへのアクセスも良好です。例えば、有名な五稜郭や函館山へはタクシーで15分程度で行くことができ、観光に便利な立地となっています。
フェリーターミナル内には、観光案内所や軽食を購入できる自動販売機が設置されており、フェリーを待つ間にも必要な情報を得ることができます。
最後に、フェリーの乗船手続きについてですが、青函フェリーでは出発の30分前までにチェックインを済ませる必要があります。繁忙期には混雑するため、特に車両を持ち込む場合は早めに到着することをおすすめします。
津軽海峡フェリーと青函フェリーどちらを選べばいいのか
津軽海峡フェリーと青函フェリーのどちらを選ぶべきかは、利用者のニーズや旅行スタイルによって異なります。
まず、料金重視の方にとっては、青函フェリーは非常に魅力的です。青函フェリーは主に車両輸送をメインに運航していたため、シンプルな船内設備で必要最小限のサービスが提供されますが、その分コストを抑えた価格設定がされています。
片道料金は2200円からと非常に安く、特に費用を抑えたい旅行者や車両を持ち込んでの移動を考えている方には最適です。また、JAF会員の割引など、さらにお得な料金で乗船することができる特典もあります。
一方で、快適性を重視する方には、津軽海峡フェリーがおすすめ。津軽海峡フェリーは、旅行者向けに豪華な座席や多彩な設備が整っており、快適な船旅を楽しむことができます。船内にはカフェや売店、座席ランクの選択肢も多く、リラックスできる空間が提供されています。
特に個室やビューシートなどを利用すれば、プライベートな空間でゆっくりと津軽海峡の景色を楽しむことができるでしょう。ペット同伴で旅行を考えている方にとっては、ペット専用の設備が整っている津軽海峡フェリーは安心して利用できる選択肢です。
また、運航スケジュールやアクセスの利便性も重要なポイントです。どちらのフェリーも1日8往復運航しており、所要時間もほぼ同じですが、出発時間帯に違いがあります。
津軽海峡フェリーの便は観光客に配慮した時間帯が多く、深夜便や早朝便も充実しています。青函フェリーも深夜便があり、こちらは特に混雑が少なく、静かな船内で移動できるメリットがあります。
最終的にどちらを選ぶべきかは、予算や旅行の目的、船内での過ごし方によって異なります。コストを優先するなら青函フェリー、快適さや旅の楽しさを重視するなら津軽海峡フェリーを選ぶのが一般的です。
また、行きと帰りで異なるフェリー会社を利用するという方法もあり、両方のサービスを体験することも一つの楽しみ方と言えます。どちらのフェリーも、それぞれの特徴を理解して自分の旅行プランに最適な選択肢を見つけることが大切です。
青森から函館へのフェリー料金:津軽海峡フェリー
津軽海峡フェリーの料金と時刻表
津軽海峡フェリーの料金体系は、季節や利用する座席の種類によって変動します。A期間(通常期)、B期間(繫忙期)、C期間(繫忙期)の3つに分かれており、それぞれの時期によって異なる料金が設定されています。
A期間:2024年1月5日~4月25日、5月7日~5月31日、10月1日~12月26日
B期間:2024年6月1日~7月11日、8月19日~9月30日、12月27日~31日
C期間:2024年4月26日~5月6日、7月12日~8月18日
通常期であるA期間は、青森から函館までの片道料金が2,860円からとなり、繁忙期や最繁忙期になるとそれぞれ3,400円、3,950円へと料金が上がります。
また、津軽海峡フェリーの特徴は、座席のランクによって料金が異なる点。最もリーズナブルな「スタンダード」シートは、基本料金に含まれており、多くの旅客が選ぶ一般的な選択肢です。
一方で、個室タイプの「スウィート」や「コンフォート」、「ビューシート」など、より快適な空間を望む場合は、追加料金が必要になります。
例えば、「ビューシート」は、海を眺めながら移動できる人気の座席で、料金はスタンダードシートに比べて割高ですが、その快適さは価格以上の価値を感じるでしょう。
時刻表については、津軽海峡フェリーは1日6往復の運航を行っており、主要な時間帯で青森から函館、函館から青森へのアクセスが可能。例えば、朝早くに出発する便から夜の便まであり、利用者のスケジュールに合わせた柔軟な利用ができます。
旅客運賃 単位:円(消費税率・10%内税)
区分 | 等級 | A期間 | B期間 | C期間 |
大人 | スウィート | 5,630 | 6,880 | 7,830 |
(12才以上) | コンフォート | 3,950 | 4,790 | 5,420 |
ビューシート | 3,400 | 4,100 | 4,630 | |
スタンダード | 2,860 | 3,420 | 3,850 | |
小児 | 大人運賃の半額 | |||
ドライバー差額 | スウィート | 2,770 | 3,460 | 3,980 |
コンフォート | 1,090 | 1,370 | 1,570 | |
ビューシート | 540 | 680 | 780 | |
スタンダード | 2,580 | 3,080 | 3,470 | |
船室貸し切り | 船室非利用者数✖ | 1旅客当たりの運賃 | ✖0.5 |
時刻表
函館発→青森着
- 便 4: 3:20 発 – ブルードルフィン – 青森着 7:00
- 便 8: 7:40 発 – ブルールミナス – 青森着 11:20
- 便 14: 12:30 発 – ブルーハピネス – 青森着 16:05
- 便 18: 17:30 発 – ブルードルフィン – 青森着 21:00
- 便 22: 20:15 発 – ブルールミナス – 青森着 23:50
- 便 24: 22:05 発 – ブルーハピネス – 青森着 25:40
青森発→函館着
- 便 3: 2:30 発 – ブルールミナス – 函館着 6:30
- 便 7: 6:25 発 – ブルーハピネス – 函館着 10:05
- 便 11: 10:30 発 – ブルードルフィン – 函館着 14:10
- 便 13: 14:20 発 – ブルールミナス – 函館着 18:00
- 便 17: 17:15 発 – ブルーハピネス – 函館着 20:55
- 便 23: 22:25 発 – ブルードルフィン – 函館着 26:05
津軽海峡フェリーの利用においては、予約を事前に行っておくことが推奨されます。特に繁忙期や週末は混雑が予想されるため、事前の予約が安心。
オンラインでの予約は便利であり、公式サイトから手続きが可能です。時刻や料金もシーズンごとに確認できるため、計画的にフェリーを利用することができます。
まとめると、津軽海峡フェリーは料金が変動するシーズン制を採用しており、座席のランクやシーズンによって料金が異なります。時刻表も豊富に便が設定されており、利用者のスケジュールに合わせて自由に選べるため、移動の選択肢として非常に便利です。
津軽海峡フェリーとは
津軽海峡フェリーは、青森と函館を結ぶ主要なフェリー会社の一つであり、特に旅客輸送をメインにしている点が特徴です。フェリーでの移動は、時間に余裕のある方や、車両やバイクを持ち込んでの旅行を計画している方にとって最適な手段です。
広々とした船内設備と豊富な座席の選択肢があり、快適な移動を提供しています。特に観光客をターゲットにしたサービスが充実しており、船内には座席のランクが4段階用意されています。
エコノミークラスにあたる「スタンダード」から、特別な旅を演出する「スウィート」や個室タイプの「コンフォート」、など、さまざまなニーズに応じた座席が選べます。
このように、座席の選択肢が豊富であり、乗船中の過ごし方も自由にカスタマイズできる点が魅力です。
船内の快適さに重点を置いているため、設備も非常に充実しています。例えば、カフェや軽食の自動販売機、船内Wi-Fi、さらにはペットと一緒に利用できる専用のドッグルームまで完備されており、ペットを連れての旅行も可能。
特に長時間の船旅においては、こうした設備が快適さを保つための大きなポイントとなります。
青森~函館航路以外にも、函館~大間航路、室蘭~青森航路を運航しています。
函館~大間航路
- 運航頻度: 1日2往復
- 所要時間: 約90分
- サービス: 短時間での移動が可能で、観光客に人気のあるルートです。こちらも快適な客室や飲食サービスが整っています。
室蘭~青森航路 - 運航頻度: 1日1往復
- 所要時間: 約7時間
- サービス: この航路は長距離ですが、景色を楽しみながらの移動が可能です。船内には休憩スペースや食事処もあり、長旅を快適に過ごせるよう配慮されています。
津軽海峡フェリーは年間を通じて観光客に人気があり、特に夏休みやゴールデンウィークなどの繁忙期には混雑することが予想されます。
そのため、事前に予約を取っておくことが推奨されます。フェリーは安定して1日8往復が運航されており、青森から函館へスムーズにアクセスするための選択肢の一つとして非常に便利。
津軽海峡フェリーのもう一つの特徴として、フェリーそのものが観光の一部となる点が挙げられます。例えば、フェリーのデッキから眺める津軽海峡の景色や、運が良ければイルカの姿を見ることができることもあります。
これにより、単なる移動手段ではなく、船旅自体を楽しむことができるのです。
津軽海峡フェリー出発港と到着港のアクセス方法
津軽海峡フェリーの出発港と到着港は青函フェリーと同様、青森港と函館港です。アクセス方法は、移動をスムーズに進めるために事前に確認しておくことが重要です。
出発地となる青森港(青森フェリーターミナル)は、青森市内の中心部から簡単にアクセスできます。
青森駅から市営バスが運行されており、「新田バス停」行きのバスに乗って、フェリーターミナル前で下車することができます。バスの所要時間は約15分程度ですが、バスの本数が限られているため、乗車時間を事前に確認しておくとよいでしょう。
バスを利用しない場合、タクシーでの移動も便利です。青森駅からタクシーを利用すると、約10分でフェリーターミナルに到着し、料金は1300円程度です。また、津軽海峡フェリーでは、事前に予約ができる定額タクシーサービスを提供しており、タクシーを手軽に利用したい方にとっては非常に便利な選択肢です。
このサービスを利用することで、フェリーターミナルまでの移動を安定した価格で行うことができます。
次に、函館港(函館フェリーターミナル)について、函館市内の中心地からもアクセスは良好です。函館駅からは市電や路線バスが利用でき、市電を使う場合は「五稜郭公園前」駅で降り、バスに乗り換えてフェリーターミナルに向かいます。
バスでの所要時間は約20分程度で、便数も比較的充実しています。バスに乗り遅れてしまった場合でも、函館駅からタクシーで約10分、料金は約1200円ほどでフェリーターミナルまで移動できます。
また、函館でも定額タクシーサービスが利用可能で、事前に電話予約をしておくことで、フェリーターミナルまでの移動を定額で済ませることができます。このように、どちらの港もバスやタクシーを利用することでスムーズにアクセスでき、さらに定額タクシーサービスを活用すれば、安定した移動が可能です。
特に深夜便を利用する場合や、繁忙期にバスが運行していない時間帯には、タクシーの利用が便利でしょう。
フェリーターミナルの周辺には、飲み物や軽食を購入できる自動販売機が設置されているので、長旅に備えて必要なものを購入しておくこともできます。
また、青森や函館の観光案内所が設置されていることもあり、旅行の際に情報を得ることができるのも大きな利点です。
青森周辺の観光案内
青森周辺には、自然や歴史、文化を感じることができる観光スポットが豊富にあります。青森市自体はコンパクトで、主要な観光地が市内やその近郊に集中しているため、アクセスも非常に便利です。青森を訪れた際には、青森の文化や景色を楽しむことができる以下の観光地を巡ってみてはいかがでしょうか。
まず、青森の代表的な観光スポットとして知られるのが「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。これは、青森の有名な夏祭りである「青森ねぶた祭り」の歴史や文化を一年を通じて学べる施設。実際に使用された迫力満点のねぶたを間近で見学することができ、ねぶた祭りの魅力を存分に感じることができます。
ねぶたが飾られた大ホールは、圧巻の大きさと精巧なデザインで、初めて訪れる人にとっては驚きと感動をもたらします。また、祭りの歴史や制作過程についても詳しく展示されており、青森の伝統文化に触れられる貴重な体験です。
次に訪れたいのが、青森市の中心部にある「青森県立美術館」です。この美術館は、青森出身のアーティストや、青森にゆかりのある作品が多く展示されています。
特に、世界的に有名なアーティスト・奈良美智の作品が常設展示されていることでも知られています。
建築自体も特徴的で、広々とした空間と自然光を取り入れたデザインが訪れる人々を魅了します。また、周辺には自然豊かな公園もあり、美術鑑賞後の散策も楽しめるスポットです。
青森の自然を感じたい方には、「八甲田山」がおすすめ。四季折々の美しい風景が広がり、特に秋には紅葉、冬にはスキーやスノーボードを楽しむことができます。
ロープウェイを利用すれば、山頂からの絶景を簡単に楽しむことができ、運が良ければ美しい雲海を見ることができるでしょう。八甲田山は、登山やトレッキングも人気で、初心者から上級者まで楽しめるコースが用意されています。
その他、青森港からは、船で「下北半島」や「大間」へもアクセス可能です。大間は、日本一のマグロ漁で知られる場所で、新鮮な海の幸を堪能できるスポットとしても人気です。
青森周辺は、豊かな自然と文化、歴史が調和した地域であり、観光客に多彩な体験を提供してくれます。短時間の滞在でも、見どころが多いため、計画的に観光ルートを決めることをおすすめします。
函館周辺の観光案内
函館は、北海道南端に位置する観光都市で、歴史的な建造物や美しい景色、美味しいグルメなど、多くの魅力的な観光スポットが集まる場所です。函館を訪れる際には、以下の観光地を押さえておくと良いでしょう。
まず、函館を代表する観光スポットと言えば「函館山」です。標高334メートルの函館山からは、市内を一望できる壮大な景色が広がります。
特に、函館山の夜景は世界三大夜景の一つに数えられ、夜になると函館市街の明かりが海に映え、美しい光のカーペットのように広がります。
ロープウェイで簡単に山頂にアクセスできるため、気軽に絶景を楽しめるのも大きな魅力です。また、トワイライトタイムには、夕日が沈み、夜景が広がる瞬間を目にすることができ、多くの観光客がその時間帯を狙って訪れます。
次に、函館の歴史を感じることができるスポットとして「五稜郭」があります。五稜郭は、日本初の西洋式城郭で、星形をしたその美しい形が特徴的。かつての江戸時代末期に、箱館戦争の舞台となった場所でもあり、歴史好きにはたまらない場所です。
五稜郭タワーに上ると、五稜郭全体を上空から見ることができ、そのユニークな形状が際立って見えます。春には五稜郭公園内に咲き誇る桜が、観光客を惹きつける人気の花見スポットとしても知られています。
函館の港周辺に広がる「金森赤レンガ倉庫」も、ぜひ訪れてほしい場所。明治時代に建てられた倉庫群は、現在ではショッピングモールやレストラン、カフェなどが入る観光スポットに生まれ変わっています。
ここでは、地元の特産品やおしゃれな雑貨を購入することができ、レストランでは新鮮な海産物を使った料理を楽しむことができます。
歴史的な建物の趣を残しつつ、現代的なショップやカフェが集まっているため、観光客だけでなく地元の人々にも人気のスポットです。
函館周辺には、他にも「元町」エリアの「ハリストス正教会」や「カトリック元町教会」など、西洋文化の影響を感じられる教会群も点在しています。
これらの教会は、美しい外観と歴史的な背景があり、函館の異国情緒を感じさせてくれる貴重な建築物です。
函館は歴史と自然、グルメが調和した都市で、観光客にとって忘れられない体験ができる場所です。港町の風情や夜景、異国情緒あふれる街並みを楽しみながら、時間をかけて観光することをおすすめします。
フェリー利用時に役立つ情報
フェリーを利用する際、スムーズで快適な移動をするために知っておくべき情報がいくつかあります。フェリーの旅は、陸路や飛行機とは異なり、時間にゆとりを持って移動できる点が魅力ですが、初めて利用する方や久しぶりの方にとっては、事前の準備が重要です。ここでは、フェリー利用時に役立つポイントを詳しくご紹介します。
まず、事前予約をすることは非常に大切。特に繁忙期や連休中は、多くの乗客やトラックが利用するため、フェリーが満席になることがあります。事前予約をすれば、座席を確保でき、当日の手続きもスムーズに進められます。
予約はフェリー会社の公式サイトや電話で行うことができ、青函フェリーや津軽海峡フェリーでは、早期予約での割引もあります。また、車をフェリーに乗せる場合、車両の全長やナンバー、バイクの場合は排気量などが必要になるため、車検証を手元に用意して予約を進めるとスムーズです。
次に、フェリーターミナルへのアクセス方法についても事前に確認しておきましょう。青森や函館のフェリーターミナルは、中心地からやや離れた場所にあるため、バスやタクシーを利用してアクセスすることが多いです。特に、深夜便や早朝便を利用する場合、バスの運行がない場合もあるので、タクシーを予約しておくと安心。
青函フェリーや津軽海峡フェリーでは、提携するタクシー会社の定額タクシーサービスがあり、青森駅や函館駅からフェリーターミナルまで手頃な料金で移動できるため、事前にこれを利用するのも良いでしょう。
さらに、船内での過ごし方についても知っておくと便利です。フェリー内では、座席の種類や船内設備が会社ごとに異なります。青函フェリーの場合、比較的シンプルな雑魚寝スタイルのスペースがメインですが、津軽海峡フェリーでは座席が複数のランクに分かれており、快適な座席や個室も選べます。
長時間の移動になるため、リラックスできる環境を選ぶことが大切です。また、どちらのフェリーにもシャワールームが設置されているので、必要に応じて利用できます。シャワールームは混雑することがあるため、早めに利用すると良いでしょう。
持ち物の準備も忘れずに行いましょう。フェリーは長時間の乗船となるため、快適に過ごすための持ち物を用意しておくと便利です。例えば、ブランケットやネックピローは、特に雑魚寝スペースを利用する場合に役立ちます。
また、船内には軽食や飲み物の自動販売機がありますが、食べたいものが限られている場合もあるため、事前にお弁当や飲み物を用意しておくと良いでしょう。フェリーによってはWi-Fiが使える船もありますが、電波が弱くなることがあるため、スマートフォンやタブレットに事前に映画や本をダウンロードしておくと、退屈せずに過ごすことができます。
最後に、天候の確認も重要です。フェリーは天候や海の状況に左右されることがあり、特に強風や波が高い場合には、揺れが大きくなることがあります。
酔いやすい方は酔い止めの薬を準備しておくと安心です。また、悪天候が続く場合には、便が欠航となることもあるため、運行状況を事前にフェリー会社の公式サイトで確認しておきましょう。
フェリーの旅は、のんびりとした時間を楽しめる一方で、事前の準備や持ち物の用意、運行状況の確認が重要です。これらの情報をしっかりと押さえて、快適で安全な船旅を楽しんでください。
青森から函館へのフェリー料金と選び方のポイント
本記事の内容をまとめます。
- 青森から函館へのフェリーは2社が運航している
- 所要時間はどちらのフェリーも約4時間
- 青函フェリーは2200円からとリーズナブル
- 津軽海峡フェリーは座席のランクが豊富で快適
- 車両やバイクを持ち込む場合、青函フェリーが便利
- 津軽海峡フェリーは観光向けで座席の種類が多い
- 繁忙期はどちらのフェリーも料金が高くなる
- JAF会員割引が青函フェリーでは利用できる
- 予約はどちらもインターネットで可能
- バスやタクシーでフェリーターミナルにアクセスできる
- 深夜便は混雑が少なく静かに移動できる
- 津軽海峡フェリーはペット同伴の設備が整っている
- 青函フェリーは車両輸送に特化している
- どちらのフェリーも定額タクシーサービスが利用できる
- 天候による運航状況は事前に確認が必要
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